京都の清水寺でおみくじを引いたら「凶」だった。そんな声をよく見かけます。清水寺のおみくじは「凶が多い」「厳しい」と言われることが多いおみくじです。
ただし先にお伝えすると、清水寺は、吉凶ごとの本数や出る確率を公式には公表していません。この記事では、分かっていることと分かっていないことを分けて、吉凶の順番・種類・凶が出たときの考え方を整理します。
この記事でわかること
- 清水寺のおみくじの種類と、分かっていること
- 吉凶の順番(一般的な並びと注意点)
- 「凶が多い」と言われる理由
- 凶が出たときの受け止め方と、結ぶ・持ち帰るの判断

結論:清水寺のおみくじは公式の一覧がない
「清水寺 おみくじ 一覧」「清水寺 おみくじ 確率」と調べる方は多いのですが、清水寺は現在のおみくじについて、吉凶ごとの本数や確率を公式サイトなどで公表していません。
そのため、インターネット上にある「凶は○割」という数字は、引いた人の体感や、同じ形式のおみくじから推測した数字だと考えておくのが安全です。
分かっているのは、次のようなことです。
- 番号が振られたおみくじで、吉凶とともに漢詩(漢字で書かれた詩)と解説が書かれている、と紹介されることが多い
- 「凶が多い」という評判が広く知られている
- 吉凶の順番を清水寺が公式に示しているわけではない
清水寺のおみくじの種類
清水寺のおみくじは、番号と漢詩が書かれた形式だと紹介されることがよくあります。この形式は「観音籤(かんのんくじ)」と呼ばれるもので、平安時代の僧・元三大師(がんざんだいし)が観音菩薩から授かった言葉がもとになった、と伝えられています。
同じ形式のおみくじは、東京の浅草寺などでも授与されています。浅草寺は公式サイトで、自分たちのおみくじを「観音百籤(かんのんひゃくせん)」と説明しています。
ただし、清水寺のおみくじが浅草寺とまったく同じ中身かどうかは、公式には確認できません。「同じ系統と紹介されることが多い」くらいに受け止めておくのがよいでしょう。
おみくじに書かれていること
このタイプのおみくじには、吉凶だけでなく、次のような内容が書かれているのが一般的です。
- 漢詩(おみくじ全体のメッセージ)
- 漢詩の意味の解説
- 願望・病気・失せ物・待ち人・旅行・結婚などの項目
漢詩は少し読みにくいですが、ここがいちばん大事な部分です。読み方に迷ったときは、おみくじが読めないときの読み解き方も参考にしてください。

清水寺のおみくじの吉凶の順番
「清水寺 おみくじ 順番」はよく調べられている言葉ですが、清水寺が公式に順番を示しているわけではありません。
神社本庁の公式サイトでは、おみくじの順番の一例として「大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶」を挙げたうえで、順番は神社によって異なると説明しています。
観音籤の形式では、中吉や末小吉、半吉といった細かい吉凶が使われることもあります。一般的には、次のように考えられることが多いです。
- いちばん良い:大吉
- 良い:吉・中吉・小吉・半吉
- 控えめ:末吉・末小吉
- 注意が必要:凶
ただしこれも「よく言われる並び」であって、決まりではありません。順番が気になる方は、おみくじの種類一覧とレア度・順位もあわせてご覧ください。
「凶が多い」と言われる理由
清水寺のおみくじが「凶が多い」と言われる理由として、よく挙げられるのは次の2つです。
昔ながらのおみくじの形だから
同じ観音籤の形式を使う浅草寺は、公式サイトで「浅草寺のおみくじは凶が多い」という評判について、古来のおみくじそのままだからと説明しています。今よく見かける「大吉や吉が多いおみくじ」とは、作られた考え方が違うということです。
清水寺も同じ形式と紹介されることが多いため、「凶が多い」と感じる人が多いのだと考えられます。
凶を引いた話が広まりやすいから
観光地で凶を引くと印象に残りやすく、SNSなどで話題にもなりやすいものです。そのため「清水寺は凶が出る」という印象が広まりやすい面もあります。実際の割合は公表されていないので、「凶が多いと言われている」というところまでが確かな話です。
浅草寺のおみくじについては、浅草寺のおみくじは凶が多い?確率と理由で詳しく解説しています。
凶が出たときの受け止め方
凶が出ても、必要以上に落ち込むことはありません。浅草寺の公式サイトでは、凶が出ても、おそれずに辛抱強く誠実に過ごすことで吉に転じる、と説明しています。
神社本庁も、おみくじは吉凶を知るためだけに引くものではなく、書かれた内容をこれからの生活の指針にすることが大切だとしています。
凶が出たときは、次の順番で読んでみてください。
- 漢詩と解説を読み、何に気をつけるように書かれているかを確かめる
- いま気になっている項目(仕事・恋愛・健康など)を読む
- 「今日からできる行動」を1つだけ決める
引いたおみくじは結ぶ?持ち帰る?
神社本庁の公式サイトでは、おみくじは境内の結び所に結んで帰る習わしもあるが、持ち帰っても差し支えないと説明されています。
何度も読み返したい内容なら持ち帰り、手帳などにはさんでおくのもよい方法です。結ぶかどうかの考え方は、おみくじは結ぶ?持ち帰る?保管や処分の方法で詳しくまとめています。

清水寺でおみくじを引くときのポイント
- 先にお参りをしてから、おみくじを引く
- 引く前に、何について知りたいかを心の中で決めておく
- 何度も引き直さず、最初の1枚をじっくり読む
- 参拝時間や混雑は時期で変わるので、清水寺の公式サイトで確かめてから出かける
引き直しについては、おみくじの引き直しは何回までOK?も参考にしてください。
よくある質問
清水寺で大吉が出る確率は?
清水寺は吉凶ごとの本数を公表していないので、正確な確率は分かりません。ネット上の数字は推測だと考えてください。大吉が出たら、うれしい気持ちとともに、書かれた注意点も読んでおきましょう。大吉のあとの扱い方は、おみくじの大吉はどうする?で解説しています。
清水寺のおみくじは当たる?
「当たる」「厳しい」という声は多いですが、当たるかどうかは受け取り方によって変わります。おみくじは未来を決めるものではなく、これからの行動のヒントとして読むものです。
凶を結べば運が良くなる?
浅草寺の公式サイトでは、凶が出たときは境内の所定の場所に結んでご縁をつなぐよう案内しています。清水寺でも結び所があれば結んでかまいませんし、持ち帰って注意点を読み返すのもよい方法です。
漢詩が読めないときは?
観音籤の漢詩は、たいてい意味の解説が一緒に書かれています。まずは解説を読み、分からない言葉だけ調べれば十分です。
まとめ
- 清水寺は、おみくじの吉凶ごとの本数や確率を公式に公表していない
- 番号と漢詩が書かれた観音籤の形式と紹介されることが多い
- 吉凶の順番は寺社によって異なり、清水寺の公式な順番は示されていない
- 「凶が多い」のは、昔ながらのおみくじの形だからと考えられている
- 凶が出ても、書かれた内容を行動の指針にすることが大切
- 結んでも、持ち帰っても差し支えない
清水寺のおみくじは、吉凶よりも漢詩と解説に大切なことが書かれています。引いたあとは、ぜひ最後までじっくり読んでみてください。

